こんにちは。歯科医師の金子です。
二月の連休、一泊で広島の実家に帰りました。
広島といっても広島市内ではなく、山陰地方の山の中の4000人ちょっとの
小さな小さな町の出身です。
なので初めて横浜に来た時は、横浜駅の人の多さにびっくりしたものです。
ここ十数年で田舎も様変わりしました。大きな道路ができたり、河川工事を
おこなったり、昔に私が遊んでいた場所はほとんどありません。
河川工事を行ったことで、大雨が降ったときも川が氾濫しなくてすむようになりました。
私が小学生の時、大雨で家の中から外を見ていたら、川にかかっていた橋が壊れ、濁流にのまれていった光景は今でもよく覚えています。
でも、工事中の泥水のせいか魚はいなくなり、川幅が増したことで水位はさがり、
昔はたくさんいた蛍も姿を消しました。すっぽんや珍しい魚も見かけなくなりました。
最近やっと蛍や魚も戻ってきたようですが、仕方ないこととはいえ寂しいですね。
大きな道路を作るために山を削れば、山の中の生態系も変化します。たくさんいた昆虫や爬虫類もほとんど見かけません。人口は減る一方なのに、立派な道路を作る意味をあまり感じませんが、たぶん色々な問題があるんだろうと思います。
夜に、ほとんど灯りのない大きな道路わきの歩道を散歩しながら、河川工事を行い小川くらいの流れしかない川をみていると何ともいえない悲しい気持ちになります。